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「他者への理解・相手との関係・自己の成長」(劇場版「イヴの時間」感想)

今回は
劇場版「イヴの時間」の感想を・・

Webで視聴してお気に入りだったため、
行こう、行こうと思いながらなかなか行けませんでした。

テアトル梅田での最終日の
4月30日に友人とラストの上映を見に行きました。

ラスト上映でしたが人が多く立ち見もたくさん。

友人の一人がギリギリになるまで
来れるかわからないということだったため
チケット購入をせずにいると、あまりの多さのため
彼も立ち見になってしまいました・・・

大変申し訳ないと・・

ですが
彼も「作品、面白かったよ」と
言ってくれたのでよかったです。





物語は
ロボット・アンドロイドが家電として普及している世界が舞台です。

このアンドロイドには
「ロボット工学三原則」というものがあり
人間の命令を遵守するようになっております。

そして、アンドロイドは家電であるので
本来ならば
モノのように扱う人というのがいるのが日常となっています。

このアンドロイド・・・
多くが人間と見た目の区別ができません。

ですので、区別ができるように
アンドロイドの頭の上には輪っかが表示され
区別が出来る状態になっています。

ですが一方では
人間と同じように接する人も増大しており
社会問題として扱われつつあるようです。


そんな世界で
主人公のリクオは自分の家の
「サミィ」というアンドロイドのログに
命令以外の行為が行われていることに気づきます。


それを友人のマサキと一緒に調べてみると
「イヴの時間」という喫茶店に到着します。

その「イヴの時間」では
人間とロボットの区別はしません。

リクオとマサキは
その喫茶店にたびたび訪れるようになり
そこで出会う人々との交流を経て
それぞれが心の成長をしていくのですが・・・





webアニメーションでは、全6話

各話にターゲットとなる人を置いて
話を掘り下げていくというスタイルです。


今回の劇場版では
その6話をつなげて、新作カットを挿入した作品となっています。

が!
この少ない挿入部分がイヴの時間の謎だった部分が描かれており、
ただのリメイクというものでもない作品になっています。

もちろん
webの6話分だけでも完成度は高いのですが
それ以上の仕上がりになっている・・という意味で
非常に良い。

また
監督の個性が非常に出ている作品なので
商業アニメっぽい感じではありません。

映画・・映像作品という意味では
日本だけではなく、
海外にも注目されるだろうな~と思います。






キャラは
リクオ、マサキという人間の男の子が主人公

喫茶店「イヴの時間」の従業員(マスター?)のナギさん

100508_160327.jpg


リクオの家のアンドロイドの
サミィちゃん

100508_160248.jpg


イヴの時間の客の
アキコさんなどなど・・・

100508_160220.jpg




ともかく、
映像の中での表現が細かい。

アンドロイドは頭の上に輪があるときは
基本的に無機質な表情なのですが・・

イヴの時間に訪れるメンバーは
外でもだんだんと表情が出てくるという
面白さというのがあります。

例えば・・・
アキコさんが学校で
リクオ君とすれ違うのですが
実際は目はあわせるが、会釈もクソもないのです。

後半でも同様のシーンがあるのですが
彼女の去り際・・リクオ君の見えないところでは
チラっと笑顔があったりとか・・


また、
サミィちゃんに関しても
だんだんと
輪っかモードの命令でも、感情がしっかり出ていたりとか
コミュニケーションをとっていたんですね・・

そういうところがすごくよかったです。


私はアンドロイドを好意的に見ている人(主にリクオ君ですが・・)
の捉え方というのが
だんだんと変化しているというのが映像で表現されているのかな~とも思ったりしました。

まとめて一本で見ると
特にサミィちゃんの新しい発見や
細かい違いというのがわかりやすくなっていると思います。


他にも細かいところというのがありまして・・
設定などなどですね。

それが現れているのが
倫理委員会のCMとか、ニュースとかで
そこが面白いんですよ。

世界観にしっかり入れる仕掛けだと思いますが
そんなところも注目の作品だと思います。




アンドロイド達が
なぜ「イヴの時間」を訪れるのか・・・

それは
彼女たちも人間のことを「理解したくて」
その方法の1つとしてあの喫茶店を利用している・・・ようです。

作品に出てくる
サミィちゃんなどのアンドロイドの方々は
そういう場所として重宝していますし、
マスターであるナギさんもそういう場所を提供できることに
喜びを感じているようです。

一方、
人間であるリクオ君やマサキ君は
アンドロイドの謎の行動が気になり
「イヴの時間」に来てしまいます。

自分のアンドロイドのサミィちゃんが何をしているのか
また、世間の常識から逸脱している喫茶店「イヴの時間」について
「知りたくて」来ているわけですが・・・。

アンドロイドをモノとして扱っている彼らもだんだんと
アンドロイドのことについて「理解」をしていくのです。

そもそも本来は
リクオ君やマサキ君というのはアンドロイドに対して、
好意的な感情を抱いていたわけなのですが
挫折や親の妨害により、その感情に蓋をしてしまった。

ですが、
「イヴの時間」で、多くの「人」と出会っていく中で
最終的に彼らのパートナーであるアンドロイド達と
再び絆をよみがえらせて、
更にはアンドロイドに対しての認識にも決定的な変化が訪れます。

そんな出来事に対しても
ナギさんは好意的に見ていて、とても喜んでいました。







と・・

この映画は
人間とアンドロイドを描いていると
考えないほうがいいのかな?とも思いました。

というのは
このお話のドラマがあるのが
すべて「イヴの時間」の中でのことなので・・

私自身
そういうナギさんの演出・・・
それを大事にしたいな~という感じです。

となると・・・
人間とアンドロイドではなく
もちろん人間同士・・というわけでもなく
「自己」と「他者(相手)」

(ここで「相手」というニュアンスは
「理解した他者」と考えてみることにして・・・)

私は
そういう中でのドラマとして見たと思っています。



==============


ということで・・私が思ったこの映画のポイントは
「他者への理解・相手との関係・自己の成長」
といったところかな?

実際、
「理解」という点を扱うならば、
アンドロイドでなくてもよかったと思うのですが・・・

でも・・・
アンドロイドにしているからこそ、
その「理解」というフレーズが
強調されることになっているとは思います。


この世の中・・
仮に人間同士だったとしても他人をモノとして扱ったり
相手のことを考えないで、コミュニケーションをしたりしている人というのは
大勢いると思います。

例えば
作中のように・・

人間だからイイ
アンドロイドだからダメ

となってしまうと
考え方が硬くなってしまうだろうな・・と・・

たしかに
そういう括りをすると
思考自体は単純化できて、考えやすくはなります・・

しかし、それは「理解」というものではありません。
そこには限界というものがあり
必ず自分と他人は違うという点が出てきます。

私はコミュニケーションの面白さというのは
「理解」の後に訪れるのだと思います。

それが「相手との関係」だと・・・

この作品では
リクオ君は比較的好意的・・
マサキ君は比較的否定的・・な感じで、
「アンドロイドは・・」という捉え方から入っていって
だんだんと認識を変化させていく。

アキコちゃんとはアンドロイドというのがわかった上で
友人のような形として接するわけですからね。

反対に
他人とのコミュニケーションや人間関係の築き方に失敗している典型として
マサキ君のお父さんがいたりします。

彼の場合、倫理委員会という
立場的なモノがあるのかもしれませんが・・

少なくとも、自分の息子とのコミュニケーションや親子関係は
うまくいっていない、そんな感じはしています。

(リクオ君のお姉ちゃんは傍観者代表だと思うので、あまり考えないでいいかと・・)



=================




そのような理解や関係を築いた上で・・
更なる段階として「自分の成長」が訪れると・・

それは後半部の
マサキ君とテックス、リクオ君とサミィちゃん
という関係の中が描かれているわけですが・・・

彼らは人間とかアンドロイドという境界など関係ない
相互間の関係を築くわけです。

まず、マサキ君ですが・・
父親の命令でしゃべらなくなってしまったテックスと
イヴの時間の中で再び会話ができるシーン。

ここでは
倫理委員会の調査ロボがイヴの時間にやってきて
テックスがマサキ君を危険から助けるシーンなのです。

その後、というのは描かれませんが
ロボット法を勉強しているマサキ君の今後に
とても大きな影響を与える出来事だったと私は確信しています。

一方
リクオ君のほうは・・

アンドロイドのうまい演奏を聴いてしまい挫折をし
ピアノが弾けなくなってしまった中で・・

サミィちゃんのつたないピアノ演奏をきっかけに
リクオ君が再びピアノを弾き始めるというシーン。

その演奏を聴き
みんなが感動をしてくれます。

音楽はみんなに喜んでもらうもの

というのを感じたリクオ君は
再びピアノを弾き始めるのだろうな~と・・・思います。


この2つのシーンというのは
すごく良くて、劇場で涙が出ていました。

ここはリクオとマサキ当人に関わる
傍観的でない部分でありますし
私の中で一番お気に入りのシーンです。

このシーンの暖かさは最高ですよ。





この映画を見て感じたのは
以上でして・・・

結局のところ、
他者とは違っているという点を理解したうえで
相手とどう付き合うか、更に深くつながれるかどうか・・

このような点は
人間同士でも言えることなのだろうと私は思います。

「素直に相手を受け止めよう」

他者との関係を円滑にするためには
こうゆう考えが大切なエッセンスなのかも?

いきなり「素直に」というのは、
情報量が多くとても大変ですが
だんだんと、相手を受け入れられるように認識を変化させていく・・
というのが「素直に」ということだと私は思っています・・・

そして、
そういう段階を経て
自分が成長できるというのが最高なんだろうな・・・と思いました。

そういう人間関係を多くの人と築けることというのが
人生を豊かにしていく秘訣なのだと
私は常々思ったりしているわけですが・・・(笑)




ストーリーで重要だった点というと・・・
ナギさんです。

ナギは「イヴの時間」の従業員
以外では謎の人物として扱われていたweb版

ですが、今回のEDから
それが語られるわけです。

彼女は人間の女の子だったのですが
とある事件により、重傷を負うようです。

身体の一部分が義体化しているような描写もあるのですが
彼女はどうも人間でもありアンドロイドでもあるようです。

そんな彼女が経営している
「イヴの時間」はまさに彼女そのものだと思います。

そういう彼女の気持ちがわかった上で
再び見ると、また発見があるのだろうな~と思いますが・・

とはいえ・・・

EDに出てくるナギさんは
いつもと違い、めがねをかけているのですが、
それが大変萌えます・・・

劇中で
サミィちゃん一択だった方々も
たぶんEDでナギさんにもゆれた方々が多くいることでしょう。

私もそうです(笑)





とはいえ、
やはり萌えるのはサミィちゃんですね。

100508_160143.jpg

これはパンフレットの表紙なのですが
なかなかいいイラストで目が離せない感じです・・
萌えます!!

かわいさが危険すぎます。

イヴの時間での
あの雰囲気の絶妙感・・・

お姉さんキャラが好きな私としては
危険度が高いです。

100508_160336.jpg


リクオ君と初めて
イヴの時間で遭遇するときの
表情というのは、もうかわいすぎますよ。

劇場版での新カットでは
髪をいじっている彼女の様子が描かれているのですが
私はそんなところの彼女の様子で悶絶しそうでした。

ここでの
カチューシャのところの表現も
新しい発見だったかな~と思っています。





この作品は
1stシーズンということで
2stシーズンが今後出るのかどうか・・

すごく気になりますね。
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