私は萌えを認知した?(笑)
アニメやアニメに出てくる女の子が大好きですっ!そんな感想がメインのblogです!!
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「ささめきこと」の感想を・・・
第1話だけ
リアルタイムで見ましたが
それ以降は終了後、だいぶ経ってからですが
まとめて見ました。
このお話は
女の子のことが好きな女の子の話・・・
主人公は村雨純夏ちゃんと風間汐ちゃん。
純夏ちゃんは身長も高く空手もやっているという
男の子のような女の子。
汐ちゃんはまさに女の子な女の子なのですが
かわいい女の子のことが好きな子です。
純夏ちゃんは汐ちゃんのことが好きなのですが
汐ちゃんは純夏ちゃんのことを良い親友だと思い込んでいる。
という微妙な関係が続いています。
ですが・・・
彼女達を取り巻く人間関係とのふれあいを経て
最終的には汐ちゃんは純夏ちゃんのことを意識するようになった・・
感じがします・・
(実際、そのような描写が流れるだけなのですが・・・)
ストーリーの基本軸は
「女の子のことが好きな女の子のお話」です。
ストーリー全体は上記の記述で収まると思うのですが
ここまでに至る道のりがやきもきさせる(笑)
汐ちゃんのことが好きな純夏ちゃんをよそに
汐ちゃんは「この子かわいいよね?」という感じで
純夏ちゃんを親友以上としては見てないところがね・・
そんな彼女達の前に現れる友人・クラスメイトもなかなかの曲者揃い。
純夏ちゃんのことが好きな男の子の朱宮君
すでに百合カップルの朋絵ちゃんとみやこちゃん
百合小説が好きなあずさちゃん
という人が純夏ちゃんと汐ちゃんの周りに集まり
素敵なドラマを見せてくれます。
百合という言葉をあまり使いたくない
純夏ちゃんと汐ちゃんの関係なのですよ。
テーマは上記のような「女の子のことが好きな女の子」というものなのですが・・
もう一つのテーマが「放課後」だと思います。
彼女達は「女子部」という部活を作ろうとするのですが
目的が不純なため認めてもらえません。
発案は朋絵ちゃんなのですが
その理由が「高校生といえば、放課後に部活」
というものなのですが・・・
女子部というものは作れませんでしたが、
毎回のように放課後集まり、
勉強会やら女子部創設計画を練ったり
純夏ちゃんいわく「女子部作っても今とあまり変わらないじゃないか?」
的なことをずっとやっていました。
個人的にはその「放課後」的な部分が好きだったので
そういう意味では
第12話・・・
雨の校内でみんなで探し物をするという話はベストエピソードです。
探し物が見つかり
屋上でみんなで寝そべっているシーンというのが
すごくいいのですよ。
そこでの朋絵ちゃんの台詞
「長い放課後だったが退屈せず過ごせた、むしろ楽しかった」
この台詞は
この作品のもう一つのテーマでの
大きな締めくくりだったのだと思います。
キャラについて見て行きます・・
まず主人公の純夏ちゃん。
汐ちゃんのことを考えて
妄想したりする姿とかはすごくかわいいのです。
ただし、妄想はすべておっさん的・・
ということで、彼女の立ち位置は男性的なのです。
汐ちゃんのことが好きなのに
汐ちゃんがまったく気づかないあたりは
かわいそうになってきます。
声優さんの演技がすごくよかったと思いますね。
純夏ちゃんの声をあてていた、高垣彩陽さんって、
キャラによって印象がすごく変わる声優さんだな~って・・
私はDC2の音姉のインパクトが強いのですが・・
今見ている「はなまる幼稚園」の柊ちゃんなんかと比較すると
「同じ声優さん?」って思ってしまうくらい声が違いますし。
癖になる声をしていると思いますね・・・
お次は、汐ちゃん。
主人公の一人ですが
どちらかというとヒロイン的立場なのが彼女。
序盤は別の女の子のことを考えてばかりなので
やきもきする子なのですが、それ以外はきわめていい感じの子です。
もちろん
私の好みのタイプであるというのは言うまでもありません。
第5話でのメイド服姿が一番似合っていた子ですね。
終盤での
あずさちゃんと純夏ちゃんが仲良くなる姿を見て
だんだん自分が純夏ちゃんと一緒にいたいというのを
無意識的に見せ始めるあたりが良く、
それが一番出たのが最終話のエピソードでした。
ただ携帯電話で連絡をするだけなのに
純夏ちゃんと繋がらない、その間の彼女の気持ちというのが
すごくよかったです。
そういうシーンを見ていると
純夏ちゃんの想いは時間がかかりそうだけれど
届きそうかな・・と思います。
唯一の男性キャラの朱宮君・・・
彼はなんと女装をして「山崎アケミ」という
人気読者モデルをやっているという男の娘です。
ええ、大好きです。
かわいいです。
純夏ちゃんのことが好きな男の子で
彼女が女の子のことが好きだということで
女装を始める子です。
純夏ちゃん以上に女の子っぽいところもあり、
正体がバレてしまった純夏ちゃんにいろいろとお願いをされるあたり
この作品一の被害者というのは言うまでもありません(笑)
純夏ちゃんが汐ちゃんのことが好きだとわかっても
純夏ちゃんに告白して玉砕されようとも
それでも好きだという感情を出していた朱宮君はかっこよかったと思います。
また・・彼がいたことで
純夏ちゃんと汐ちゃんとの関係がだんだん明確になるきっかけには
なったのですが・・
(第7話の連絡がなかなかとれないあたりね・・)
次は
朋絵ちゃんとみやこちゃん。
彼女は百合カップルとして
完成された形で出てくるのです。
女子部発案したり、合宿を計画したりと
このグループの中ではリーダーなのが
朋絵ちゃん。
それにくっついているのがみやこちゃんという感じですが、
この二人のコンビもなかなかええ感じでした。
朋絵ちゃんは
合宿に行くときに車をおじゃんにいたりと
なかなか面白い面もあります。
朋絵ちゃんは表のムードメイカーで
いろいろと楽しませてくれます。
さらに、あずさちゃん。
彼女は百合小説のファンで
それも汐ちゃんのお兄さんが書いた小説の熱狂的なファン。
純夏ちゃんもその小説を読んでいることから
話が合ってしまい、
あずさちゃんのほうから熱烈的なアプローチが始まります。
お兄さんの正体がバレてしまうわけにはいかないということで
汐ちゃんはあずさちゃんと距離をとるのですが、
そのことが純夏ちゃんと汐ちゃんの関係をさらに明確にすることができた・・
という意味ではとても重要な子だったと思います。
純夏ちゃんに憧れがあったあずさちゃんは
純夏ちゃんの気持ちに気づいて、ショックを受けるのですが
それをバネにできる強さも持ち合わすことができるような成長を
最後には、し始めていたと思います。
もう一人忘れてはいけないのが
きよりちゃん。
常に何かを食べている子(笑)
朋絵ちゃんが表のムードメーカーなら
裏のムードメーカーはやはり彼女で、
微妙なテンポとかは彼女がいたからこそ生まれたのだと・・
百合的な趣味はないのですが
女子部のみんなと仲良く、いつも一緒にいます。
ある意味、外側の人間として
アドバイス的なものはまったくないのですが・・
このお話の世界観を構成する上では
必要不可欠な存在だと思いますね。
ストーリー的に見ると
朋絵ちゃんがかなりお気に入りです。
上記の「放課後」部分での感想を見てもそうですが・・・
彼女は2歳年上というところで純夏ちゃんたちのことをしっかり見ていて
適時アドバイスを与えてくれたりしてくれます。
細かい彼女の表情や動作というのが
この作品の見所の1つだとも私は思っています。
特にお気に入りなのは
第9、11、12話の
あずさちゃんに関わるところでの
朋絵ちゃんの台詞や立ち位置というのがすごくいいのです。
9話では
百合小説のファンであるあずさちゃんと純夏ちゃんとのやりとりを
傍から見て、純夏ちゃんにアドバイスをしたり・・
プールに行くお話の第11話のラストで
あずさちゃんが純夏ちゃんの気持ちに気づいてしまうシーンの後、
電車の中での朋絵ちゃんの台詞がすごくいいな~と・・・
「恋というものは自らの気持ちに気づくことなくその境界上にあるときが一番美しいと思うんだ」
「奥に分け入り、泥に沈むも、後に退って茨を踏むも、それはそれで私は好き・・だがね・・」
百合に憧れるあずさちゃんに対して
朋絵ちゃんは上記のように言います。
それに対する答えとして
第12話で、図書館に小説の資料を探しに来るあずさちゃんとの会話。
あずさちゃんは次は恋愛モノが書きたいと言うと
それに対して朋絵ちゃんは・・
「後に退って茨を踏むか・・」
「それはそれで私は好きだよ・・」
「出来上がったら読ませてくれ、小説で君はどんな結末を選ぶのか興味がある・・」
ここで、アニメでのあずさちゃんの物語は終了します。
この一連の朋絵ちゃんとあずさちゃんのやり取りが
すごく綺麗でよかったな~というのが
印象に残りますね。
きよりちゃんのところでも書きましたが
全体的にテンポや間のいい作品でした。
この全体的な雰囲気・・・一種の清涼感に近いものがあるのですが・・
人物・背景・音楽・言葉の調和から生み出されていた
すばらしい世界だったと思います。
その調和が間を生み出し、清涼感がにじみ出ていたのだと思います。
(サウンドトラックは間違いなく入手すると思いますね)
原作は1巻だけだいぶ前に読んだのですが
特に・・表紙の空間の雰囲気というのがこのアニメ全体に広がっていましたね。
(それが清涼感的な・・)
それに加え
ギャグのテンポもうまく
メリハリもある良い作品だったと思います。
さらには、物語に関わっていた人それぞれに対して
きちんと結末が用意されているという意味でも
解釈にゆだねる部分や「続くよ~」的な作品が多い昨今
それなりにこの枠内で収まっていると・・
いう意味では1つのアニメ作品としての完結度は高いと思いますね。
(朱宮君に関しても、第7話と第12話でまとまっていたと思っています)
もっとも重要な純夏ちゃんと汐ちゃんの関係を
百合という言葉で片付けたくないのは
この清涼感がやっぱり重要だと思っていました。
その答えが朋絵ちゃんの
「恋」の解釈なのだろうな~と・・・
なかなか見れなかったのは
第1話での二人の関係が切なすぎて・・
踏み出せずにいたのですが・・・
一番の波は最初だけだったような気も
今ではしていますね~。
最後のシーンで見えたように
この二人の関係が崩れることなくずっと続いていってほしいな~と
思えるラストでした。
見るのであれば、
これは一気に見てしまうのがいいかもしれませんね。
オススメは何度も書いた朋絵ちゃん関連です。
萌えならばアケミちゃんでいいかな?(笑)
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